6月が終わる・さらに改
2008年6月30日怒濤の2008年前半戦が終わります。5月後半くらいからまともな記憶が残ってません。
昨日のP3オンリーで感じたこととか、それとは全く関係ないんですが先週のジパングが島社長の陰に隠れて目立ちませんでしたが久々に草加拓海フルスロットルで大喝采だったとか、だいじなこととかどうでもいいこととかネタは山程有るんですがとりあえず回復に努めないといけません。恙無くまた稼働するために。
日々大まかな計画を立てつつすべきことに時間を割り振っているのですが、その中で遥か4をちまちま進めています。今回の青龍コンビの真ヒロイン・裏ヒロイン並のフラグのキツさにルビーパーティーの本気を垣間見て戦きつつ、システムのせいかシナリオのせいか妙に進度が悪いんですが、とりあえずシャニ・ラージャ以外はクリア。以下ネタバレ雑感。見た順に布都彦・サザキ・忍人(7枚目スチル含む)・那岐・柊・アシュヴィンで並んでます。あとは追々。
・布都彦
初回プレイのED。バサラ幸村の声した無双幸村がいた。と思ってたら、一部ネタバレ解禁して読んだ某様のトークでほぼ同じ事が書かれていて噴きました。ああそうそう、はれんちな!の台詞もこういう声で言って欲しかったんだよなァ……とかついでにどうでもいい発想しつつ。でも「柊殿が言うといかがわしく聞こえます」(意訳)は4屈指の名言だと思います。
で本人は正直プレイ前はノーチェックだったんですが、とんだダークホースでしたよ……!かわいーかわいー。しかも強ぇー。本来なら武将としてかなり能力の高い人だと思いつつ、身内の大罪のお陰で一兵卒に甘んじなければならない不遇な環境もそれでいて曲がらないところも非常に好感度高いです。兄さん姉さんが出来なかったことをその弟妹が手を取り合って果たすというのもロマンー。がしかし折角いい兄がいたのに、その兄さんとの思い出とか訳わかんないまま置いてきぼりにされてその結果ひとりで頑張らないといけなかった苦労とか葛藤とか折角なのでもうちょっと欲しかったところ。でもラストバトルが(現時点では)一番燃えた。剣士の3神子の背中合わせ並に萌えなので主人公弓使いなら是非希望、と思っていた一張りの弓をふたりで構えるというシチュエーションに思わず握り拳。初回プレイだったことも手伝い、天羽羽矢はED迎える相手と射るのかなと思ってたんですがサザキ・忍人を見た限りでは無い(というか矢が出ない)のでやっぱり固有なのか。寧ろ固有じゃなきゃ可哀想だという話もありますが。まだ見てないんですが風早とかにあったら相当立つ瀬無い。いやさりげに気に入ってるので是非固有でお願いします……。
バックグラウンドはもやもやしてましたが本人のストーリーとしては伏線の張り方なんかもかなり丁寧だった気がします。あとセミロング神子は実は正直今ひとつなんですがこのEDに限っては似合ってると思う。
また個人的な話ですが、通常(孤高ルート)をクリアしていなかったお陰で四神は白虎と朱雀しかいねーわアシュヴィンはいねーわで戦闘が若干辛かったです。神子が辛うじて水だったんですが、故に敵に土属性が出るといかんともしがたかった。
・サザキ
通常ルート挟んで三回目ED。
キャラ的にはすっごい好きです。また炎使いの鳥萌えです(バーン・グリフィスとか嘉神とか前科が山程)。いやそうじゃなくてダメ部分とマジ部分のバランスが秀逸です。セキトモボイスマジックです。リアルネームチヒロさんは今回のデフォ名呼びに一番ときめいたというか素で動揺したのは実はこの人だったらしいです。でも外見は朱雀っていうよりカノープs(略
しかしどうもEDでなんかもやもやする……と思っていたら、わたくし神子たんには自分から王座を放棄するんじゃなくサザキにかっさらわれて頂きたかったらしいです。どんなのを期待してたかって冷静に考えると、要は結婚式から花嫁じゃなくて戴冠式から王様奪って大空に逃げるとゆー「卒業」を見たかった模様。本気でやったら日向の一族が根絶やしにされかねんですが。ただまあ折角翼のあるキャラなのでもう少しそれを生かしたエピソードをメインに欲しかったのです。翼を落とすのエピソードには一瞬本気でビビりましたが、あのシーンの見所は本心を隠してサザキ達を追い出す神子の方だと思うしなー。船の無い海賊という要素も面白いんですが、賊のつく自由業の人とやんごとなき身分の姫の恋であれば別に羽根が無くとも出来る訳で……。って3のヒノエじゃないのかそれ?
しかしこれまでの31才キャラに無かった夢追い人っぷりというか落ち着きの無さが妙ッにリアルに感じられたのが寧ろリアルでした。10代の頃はすごく大人に見えたけど30才って実はそんなに落ち着いてないよ、とゆー……。
・葛城忍人
四回目。強大な力に魂を蝕まれる薄命な双剣使いにデジャヴを感じつつ(あっそういえばアレも4だ)、ルートに乗ってからさながら雨後の筍のごとくガンガン立ちまくるフラグっぷりに不安を通り越しもはや笑うしかなく。戦が終わったら桜を見に行こうの辺りとかコントローラー持ちながら手がぷるぷるしてました。ED始まった時には噛み締めた唇から血を流さんばかりの有様でした。ああうんやっぱり、華やかな式典の影で誰にも知られることなく想いに殉じるというのは浪漫……なんだな……。
とかネタにしといて何ですが、一緒に生きていく事の出来ないEDが忍人の真エンドというのはすっごい英断だったと思う訳で。3の方がストーリー全体は纏まってたけど、4でメインストーリーが更にシビアな方向に転換した冒険は個人的には賞賛したいです。遥かは1・2好きと3好きの間に隔たりがあるのは間違いないだろうと思ってますが(実際明らかに神子の位置付けが違うしなー……)、4は3以上にアンジェシリーズとの隔絶を図ったのかなあと。私は1やって2やってなくて3は色々あって魂の殿堂入りしてますが、それでも1・2で獲得したユーザーに忍人エンドが受け入れられるかはかなり難しいんじゃないかとか余計な心配してしまいますよ。
因みに私自身はと言うと、この終わり方とても好きです。好きって言うかわかる。少なくとも、選択として納得出来る。幸せな未来でなくとも、本人の意志で最善を尽くした結果であるならそれはそういうものだと思っていいと思うのです。未練はあっても後悔がないなら。7枚目のスチルはまだ出ていないんですが、多分大団円で出てくることを思えば「頑張ったご褒美」くらいの認識でいいのかなあと構えてます。
あっでもそういえば布都彦でセミロング神子肯定しておいて何ですが、忍人エンドのスチルに関しては全く逆のことを申し立てたい。あの幻はせめて忍人の頬に触れる位の長さが欲しかった……!!!!と、いうか神子の髪は結い上げがデフォルトなら切る前にほどくという1ステップが欲しかった。下ろしたところ見たかったですよ!
ともあれ。この人もどうも身分の高そうな背景が有る割に今ひとつ表に出てこなくてモヤッとが抜けません。エイカとの関係は遠夜話で出てくるんでしょうか……。今のところクリアした三人全員に言えるんですが、全体的にあと一味足りない気がしてなりません。
(※忍人追記)で7枚目スチルとそれまでのイベントを見たのですが、イベントの展開としてアレはアリかなーとは思います。んがしかし「忍人ルート」の真エンドとは言い難い。裏エンドとも。何故なら、神子が彼と心を通わせてその結果助けられた訳ではないので。私としてはやっぱり7枚目の位置付けはおまけのご褒美かなあー。個人的にはあのスチルの後、伝えたかった言葉だけ伝えることが出来て未練無くなった忍人の姿が桜の中にかき消えてもあんま文句無い印象ですよ。寧ろその位徹底してくれても良かったかも。
喩えなのにもんのすごい限定的で恐縮ですが、PC版咎狗の全クリ画像でケイスケが笑ってるの見て涙出そうになったのと同じかなあ。正規の物語では存在し得ないシーンなのは重々承知で、でもいなくなったはずのひとが幸せそうなのはそれだけで嬉しい、と。
・那岐
五回目。黄泉路の帰りでうっかり泣かされました。師匠ォォォ!
……がしかしだがしかしもう少し師匠との思い出話を引っ張ってくれても良かったと……!師匠が何故黄泉路を永遠に彷徨うことになったのかとか、それ以前に那岐が師匠を師匠と呼ぶに至った経緯とか、色々書けるところはあったと思うのですが、もっと本腰入れて泣かせにかかって来てもいいと思うんだよなああああ。王族話も一瞬きょうだいなのかと思って焦りつつ期待(何を?)した後、ふと思い直し狭井君の息子とか孫だったらどうしようと内心イヤな汗をかいてました。そうでなくて良かったと思う反面、いやど忘れしているだけかもですが、あれーそういえばそもそも那岐が千尋(王族)や風早(姫付き従者)と一緒にいるのって何でだっけ……?と根本的な疑問が浮上し。師匠と死別した後宮廷に上がったんだっけ?割とエリートだった師匠が、那岐を拾ったことで立場を追われた話はあった……ような……。アレ?
黄泉返りエピソードについては、序章の噂話ってこの伏線か!と目から鱗が落ちる思いでしたが、折角名前が名前なので二回目は是非迎えに来て頂きたかったです。
・柊
初登場時の胡散臭さに膝打って大喜びで、謎を残したまま仲間になった時にはよっし来いいつでも来い早く私を裏切りにいらっしゃーい!とわっくわっくしていたんですが、結局最後の最後まで実はいいひとで終わってしまい不満たらたらです。と言いつつよく考えるとそれは3のあの人な訳で。いいひとというか純粋に深い諦観の人でちょっと意外でした。あのちぃとも本心の窺えない思わせぶりな言動は寧ろ全て本音だったのか……。時が経つにつれて神子への讃辞が段々ネタになっていく(されていく)様がちょっと面白かった。
しかし、となると序章の笑ってるのに冷たい目、が冷たい理由が判らない訳で。想像するに、元々一ノ姫信奉というか多分一ノ姫と羽張彦は柊の中ですっごく特別な位置にいて(一ノ姫も羽張彦もどっちも好きだったんだろうなー。命を落としたからというのを差し引いても、岩長姫門下では他の面子に比べてやっぱり羽張彦だけ柊内順位が違うんじゃなかろうか。羨ましい、とかああなりたい、とかそういう面において)、故に二ノ姫にはホントに欠片も期待してなかったからなのかなあ。姉姫達が孤独な戦いを挑んでいた間安穏と暮らしていた事に対してや或いは同族嫌悪を理由にして、逆恨みじゃないけど多少残酷な心理が働くのは布都彦とか道臣のイベントでも垣間見えたところであり。でもそれでも本質的にはこの人の性質は善というか偽悪なので、やはり伏線の割には取り立てて特別なアクション起こさないまま始まってそして終わったような気がしてなりません。いや何しても無駄だと判っているから何もしなかったのかも知れないんですが、では何故現代まで神子を迎えに行ったのか、黒龍には勝てないし自分も死ぬの決まってるの判ってるのになんで連れてきたのか、という動機がなんか謎。それすら既定伝承で定められていたから従っただけなのか。逆に既定伝承を覆すほんの僅かな可能性に賭けた、と言うには本気で諦め入っていたような。いや私がスキップかけてて具体的な話をスルーしただけかもなんですが。
でも見方を変えれば、装飾過多な神子への言葉は暗い未来を知る故の不安のあらわれだったと言えるのかも。それにしても何がしたかったのか今ひとつ判らないんですよね……。
ところでこの人だけ大団円が大団円っぽくなかったんですが仕様なんでしょうか。
・アシュヴィン
乙女ゲームで政略結婚……!!が、しかしだがしかし折角侵略国の王子なんだからもっと色々機微が有っても良かないかと……!(だからそれは3の還内府になるわけで)
笹百合の谷イベントの破壊力の割に、その後の展開は正直ちょっと地味に感じられました。いや篭城戦は元より派手ではないんですが、結婚式でもそこまで深い葛藤や悲愴感が見えなかった。結婚後は寧ろ那岐とか遠夜の方がかわいそうに見えた。(笑)いやそれはいいとして真面目に考えると、多分神子の諦めが良すぎたからだというのと、形だけの結婚に悩むほど神子がアシュヴィンに惹かれている描写がなかったせいかなー。笹百合の谷はアシュヴィンルートに確定で乗ってからでも遅くなかった気もする。というか結婚式はまだ常世ともっとはっきりドンパチやってる間にやった方が政治的にも心理的にも威力あったような……。ああでもそうすると同盟じゃなくて属国になってしまうのか。うーん。でその後擦れ違いケンカから仲直りで寧ろラブラブという王道を行く訳ですが、それもあってなんかこう、敵国の皇子と亡国の姫というちょう美味しいシチュエーションにも関わらず庶民的な印象が拭えません。途中からそのギャップを狙っているのかとも思いましたが、それはそれで折角のナイス設定が〜……(笑)。
篭城戦ももっとリブの件以外でもドロドロさせても良かったんじゃないかなーと。キツめの戦闘数回入れるとか。嫁さん一人だけ逃がしたくなるほど逼迫した状況に見えなかったんですよね。関係ないんですが篭城戦の描写は流石コーエーだと思った。篭城した相手に罵声を浴びせるって戦法が一般的で且つ有効なのは言われるまで意外にわからないんじゃないか、と(私も三国志読んで初めて知った)。
しかし二人駆けから包囲突破のシーンはすごい好きです。白と黒の対比もいい。まあそれはそれで某ルート後だと微妙ではあるんですが(……笑)。私白麒麟はメスだと思ってたヨ……。
皇子は想像していたのとは大分違う印象ではあったんですが、流石青龍チームではありました。とりあえずエンディングがしぬほど恥ずかしかったです。大団円も。出会いっていうかプロポーズのやり直しかヨ!
昨日のP3オンリーで感じたこととか、それとは全く関係ないんですが先週のジパングが島社長の陰に隠れて目立ちませんでしたが久々に草加拓海フルスロットルで大喝采だったとか、だいじなこととかどうでもいいこととかネタは山程有るんですがとりあえず回復に努めないといけません。恙無くまた稼働するために。
日々大まかな計画を立てつつすべきことに時間を割り振っているのですが、その中で遥か4をちまちま進めています。今回の青龍コンビの真ヒロイン・裏ヒロイン並のフラグのキツさにルビーパーティーの本気を垣間見て戦きつつ、システムのせいかシナリオのせいか妙に進度が悪いんですが、とりあえずシャニ・ラージャ以外はクリア。以下ネタバレ雑感。見た順に布都彦・サザキ・忍人(7枚目スチル含む)・那岐・柊・アシュヴィンで並んでます。あとは追々。
・布都彦
初回プレイのED。バサラ幸村の声した無双幸村がいた。と思ってたら、一部ネタバレ解禁して読んだ某様のトークでほぼ同じ事が書かれていて噴きました。ああそうそう、はれんちな!の台詞もこういう声で言って欲しかったんだよなァ……とかついでにどうでもいい発想しつつ。でも「柊殿が言うといかがわしく聞こえます」(意訳)は4屈指の名言だと思います。
で本人は正直プレイ前はノーチェックだったんですが、とんだダークホースでしたよ……!かわいーかわいー。しかも強ぇー。本来なら武将としてかなり能力の高い人だと思いつつ、身内の大罪のお陰で一兵卒に甘んじなければならない不遇な環境もそれでいて曲がらないところも非常に好感度高いです。兄さん姉さんが出来なかったことをその弟妹が手を取り合って果たすというのもロマンー。がしかし折角いい兄がいたのに、その兄さんとの思い出とか訳わかんないまま置いてきぼりにされてその結果ひとりで頑張らないといけなかった苦労とか葛藤とか折角なのでもうちょっと欲しかったところ。でもラストバトルが(現時点では)一番燃えた。剣士の3神子の背中合わせ並に萌えなので主人公弓使いなら是非希望、と思っていた一張りの弓をふたりで構えるというシチュエーションに思わず握り拳。初回プレイだったことも手伝い、天羽羽矢はED迎える相手と射るのかなと思ってたんですがサザキ・忍人を見た限りでは無い(というか矢が出ない)のでやっぱり固有なのか。寧ろ固有じゃなきゃ可哀想だという話もありますが。まだ見てないんですが風早とかにあったら相当立つ瀬無い。いやさりげに気に入ってるので是非固有でお願いします……。
バックグラウンドはもやもやしてましたが本人のストーリーとしては伏線の張り方なんかもかなり丁寧だった気がします。あとセミロング神子は実は正直今ひとつなんですがこのEDに限っては似合ってると思う。
また個人的な話ですが、通常(孤高ルート)をクリアしていなかったお陰で四神は白虎と朱雀しかいねーわアシュヴィンはいねーわで戦闘が若干辛かったです。神子が辛うじて水だったんですが、故に敵に土属性が出るといかんともしがたかった。
・サザキ
通常ルート挟んで三回目ED。
キャラ的にはすっごい好きです。また炎使いの鳥萌えです(バーン・グリフィスとか嘉神とか前科が山程)。いやそうじゃなくてダメ部分とマジ部分のバランスが秀逸です。セキトモボイスマジックです。リアルネームチヒロさんは今回のデフォ名呼びに一番ときめいたというか素で動揺したのは実はこの人だったらしいです。でも外見は朱雀っていうよりカノープs(略
しかしどうもEDでなんかもやもやする……と思っていたら、わたくし神子たんには自分から王座を放棄するんじゃなくサザキにかっさらわれて頂きたかったらしいです。どんなのを期待してたかって冷静に考えると、要は結婚式から花嫁じゃなくて戴冠式から王様奪って大空に逃げるとゆー「卒業」を見たかった模様。本気でやったら日向の一族が根絶やしにされかねんですが。ただまあ折角翼のあるキャラなのでもう少しそれを生かしたエピソードをメインに欲しかったのです。翼を落とすのエピソードには一瞬本気でビビりましたが、あのシーンの見所は本心を隠してサザキ達を追い出す神子の方だと思うしなー。船の無い海賊という要素も面白いんですが、賊のつく自由業の人とやんごとなき身分の姫の恋であれば別に羽根が無くとも出来る訳で……。って3のヒノエじゃないのかそれ?
しかしこれまでの31才キャラに無かった夢追い人っぷりというか落ち着きの無さが妙ッにリアルに感じられたのが寧ろリアルでした。10代の頃はすごく大人に見えたけど30才って実はそんなに落ち着いてないよ、とゆー……。
・葛城忍人
四回目。強大な力に魂を蝕まれる薄命な双剣使いにデジャヴを感じつつ(あっそういえばアレも4だ)、ルートに乗ってからさながら雨後の筍のごとくガンガン立ちまくるフラグっぷりに不安を通り越しもはや笑うしかなく。戦が終わったら桜を見に行こうの辺りとかコントローラー持ちながら手がぷるぷるしてました。ED始まった時には噛み締めた唇から血を流さんばかりの有様でした。ああうんやっぱり、華やかな式典の影で誰にも知られることなく想いに殉じるというのは浪漫……なんだな……。
とかネタにしといて何ですが、一緒に生きていく事の出来ないEDが忍人の真エンドというのはすっごい英断だったと思う訳で。3の方がストーリー全体は纏まってたけど、4でメインストーリーが更にシビアな方向に転換した冒険は個人的には賞賛したいです。遥かは1・2好きと3好きの間に隔たりがあるのは間違いないだろうと思ってますが(実際明らかに神子の位置付けが違うしなー……)、4は3以上にアンジェシリーズとの隔絶を図ったのかなあと。私は1やって2やってなくて3は色々あって魂の殿堂入りしてますが、それでも1・2で獲得したユーザーに忍人エンドが受け入れられるかはかなり難しいんじゃないかとか余計な心配してしまいますよ。
因みに私自身はと言うと、この終わり方とても好きです。好きって言うかわかる。少なくとも、選択として納得出来る。幸せな未来でなくとも、本人の意志で最善を尽くした結果であるならそれはそういうものだと思っていいと思うのです。未練はあっても後悔がないなら。7枚目のスチルはまだ出ていないんですが、多分大団円で出てくることを思えば「頑張ったご褒美」くらいの認識でいいのかなあと構えてます。
あっでもそういえば布都彦でセミロング神子肯定しておいて何ですが、忍人エンドのスチルに関しては全く逆のことを申し立てたい。あの幻はせめて忍人の頬に触れる位の長さが欲しかった……!!!!と、いうか神子の髪は結い上げがデフォルトなら切る前にほどくという1ステップが欲しかった。下ろしたところ見たかったですよ!
ともあれ。この人もどうも身分の高そうな背景が有る割に今ひとつ表に出てこなくてモヤッとが抜けません。エイカとの関係は遠夜話で出てくるんでしょうか……。今のところクリアした三人全員に言えるんですが、全体的にあと一味足りない気がしてなりません。
(※忍人追記)で7枚目スチルとそれまでのイベントを見たのですが、イベントの展開としてアレはアリかなーとは思います。んがしかし「忍人ルート」の真エンドとは言い難い。裏エンドとも。何故なら、神子が彼と心を通わせてその結果助けられた訳ではないので。私としてはやっぱり7枚目の位置付けはおまけのご褒美かなあー。個人的にはあのスチルの後、伝えたかった言葉だけ伝えることが出来て未練無くなった忍人の姿が桜の中にかき消えてもあんま文句無い印象ですよ。寧ろその位徹底してくれても良かったかも。
喩えなのにもんのすごい限定的で恐縮ですが、PC版咎狗の全クリ画像でケイスケが笑ってるの見て涙出そうになったのと同じかなあ。正規の物語では存在し得ないシーンなのは重々承知で、でもいなくなったはずのひとが幸せそうなのはそれだけで嬉しい、と。
・那岐
五回目。黄泉路の帰りでうっかり泣かされました。師匠ォォォ!
……がしかしだがしかしもう少し師匠との思い出話を引っ張ってくれても良かったと……!師匠が何故黄泉路を永遠に彷徨うことになったのかとか、それ以前に那岐が師匠を師匠と呼ぶに至った経緯とか、色々書けるところはあったと思うのですが、もっと本腰入れて泣かせにかかって来てもいいと思うんだよなああああ。王族話も一瞬きょうだいなのかと思って焦りつつ期待(何を?)した後、ふと思い直し狭井君の息子とか孫だったらどうしようと内心イヤな汗をかいてました。そうでなくて良かったと思う反面、いやど忘れしているだけかもですが、あれーそういえばそもそも那岐が千尋(王族)や風早(姫付き従者)と一緒にいるのって何でだっけ……?と根本的な疑問が浮上し。師匠と死別した後宮廷に上がったんだっけ?割とエリートだった師匠が、那岐を拾ったことで立場を追われた話はあった……ような……。アレ?
黄泉返りエピソードについては、序章の噂話ってこの伏線か!と目から鱗が落ちる思いでしたが、折角名前が名前なので二回目は是非迎えに来て頂きたかったです。
・柊
初登場時の胡散臭さに膝打って大喜びで、謎を残したまま仲間になった時にはよっし来いいつでも来い早く私を裏切りにいらっしゃーい!とわっくわっくしていたんですが、結局最後の最後まで実はいいひとで終わってしまい不満たらたらです。と言いつつよく考えるとそれは3のあの人な訳で。いいひとというか純粋に深い諦観の人でちょっと意外でした。あのちぃとも本心の窺えない思わせぶりな言動は寧ろ全て本音だったのか……。時が経つにつれて神子への讃辞が段々ネタになっていく(されていく)様がちょっと面白かった。
しかし、となると序章の笑ってるのに冷たい目、が冷たい理由が判らない訳で。想像するに、元々一ノ姫信奉というか多分一ノ姫と羽張彦は柊の中ですっごく特別な位置にいて(一ノ姫も羽張彦もどっちも好きだったんだろうなー。命を落としたからというのを差し引いても、岩長姫門下では他の面子に比べてやっぱり羽張彦だけ柊内順位が違うんじゃなかろうか。羨ましい、とかああなりたい、とかそういう面において)、故に二ノ姫にはホントに欠片も期待してなかったからなのかなあ。姉姫達が孤独な戦いを挑んでいた間安穏と暮らしていた事に対してや或いは同族嫌悪を理由にして、逆恨みじゃないけど多少残酷な心理が働くのは布都彦とか道臣のイベントでも垣間見えたところであり。でもそれでも本質的にはこの人の性質は善というか偽悪なので、やはり伏線の割には取り立てて特別なアクション起こさないまま始まってそして終わったような気がしてなりません。いや何しても無駄だと判っているから何もしなかったのかも知れないんですが、では何故現代まで神子を迎えに行ったのか、黒龍には勝てないし自分も死ぬの決まってるの判ってるのになんで連れてきたのか、という動機がなんか謎。それすら既定伝承で定められていたから従っただけなのか。逆に既定伝承を覆すほんの僅かな可能性に賭けた、と言うには本気で諦め入っていたような。いや私がスキップかけてて具体的な話をスルーしただけかもなんですが。
でも見方を変えれば、装飾過多な神子への言葉は暗い未来を知る故の不安のあらわれだったと言えるのかも。それにしても何がしたかったのか今ひとつ判らないんですよね……。
ところでこの人だけ大団円が大団円っぽくなかったんですが仕様なんでしょうか。
・アシュヴィン
乙女ゲームで政略結婚……!!が、しかしだがしかし折角侵略国の王子なんだからもっと色々機微が有っても良かないかと……!(だからそれは3の還内府になるわけで)
笹百合の谷イベントの破壊力の割に、その後の展開は正直ちょっと地味に感じられました。いや篭城戦は元より派手ではないんですが、結婚式でもそこまで深い葛藤や悲愴感が見えなかった。結婚後は寧ろ那岐とか遠夜の方がかわいそうに見えた。(笑)いやそれはいいとして真面目に考えると、多分神子の諦めが良すぎたからだというのと、形だけの結婚に悩むほど神子がアシュヴィンに惹かれている描写がなかったせいかなー。笹百合の谷はアシュヴィンルートに確定で乗ってからでも遅くなかった気もする。というか結婚式はまだ常世ともっとはっきりドンパチやってる間にやった方が政治的にも心理的にも威力あったような……。ああでもそうすると同盟じゃなくて属国になってしまうのか。うーん。でその後擦れ違いケンカから仲直りで寧ろラブラブという王道を行く訳ですが、それもあってなんかこう、敵国の皇子と亡国の姫というちょう美味しいシチュエーションにも関わらず庶民的な印象が拭えません。途中からそのギャップを狙っているのかとも思いましたが、それはそれで折角のナイス設定が〜……(笑)。
篭城戦ももっとリブの件以外でもドロドロさせても良かったんじゃないかなーと。キツめの戦闘数回入れるとか。嫁さん一人だけ逃がしたくなるほど逼迫した状況に見えなかったんですよね。関係ないんですが篭城戦の描写は流石コーエーだと思った。篭城した相手に罵声を浴びせるって戦法が一般的で且つ有効なのは言われるまで意外にわからないんじゃないか、と(私も三国志読んで初めて知った)。
しかし二人駆けから包囲突破のシーンはすごい好きです。白と黒の対比もいい。まあそれはそれで某ルート後だと微妙ではあるんですが(……笑)。私白麒麟はメスだと思ってたヨ……。
皇子は想像していたのとは大分違う印象ではあったんですが、流石青龍チームではありました。とりあえずエンディングがしぬほど恥ずかしかったです。大団円も。出会いっていうかプロポーズのやり直しかヨ!
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