そういえば土曜にタイムホロウクリアしてました。
ネタバレって程でもないですが一応下げ。

感じた結論から先に言うとタイムホロウはシャドウオブメモリーズをプレイした人が懐かしさで微笑むために作られたゲームなんだなあと思いました。いや割と本気。何のことかって、プレイ中もゆってましたが、かなりの共通点があるんですよ。原動体って名前もそうだし、自分のか他人のかの違いはあっても「死を回避する」という目的もそうだし、二周目のアレも全てを知って最良の形を頭に描いた上で挑んで、だから真の結末がああなる、っていうのもまんまです。故にこれ単品だといささか物足りないんじゃないかなーという印象があります。ただまあいちゲーマーとしてはルート分岐(ちうか私は五島たんと一緒に卒業したかッ……!!!!)とかマルチEDがあってもよかないかと思いはしますが、一貫した一つの物語と考えるとこれで、いやこれが正しいと思うのです。ゲーム的にはマルチEDの中の一つのバッドEDで本来終わる筈の幾つかの結末を、歩郎が何度も何度も修正して終わりにしなかった、それがこの話の特徴であり許されたルールなので。ゲーム的に説明が足りない部分にはついうっかり同人屋の補完アンテナが働かないこともなかったのですが、まあともかく。
キャラでは保おじさんと十二林ちゃんと歩郎の関係が良すぎでした。河野節全開です。時を超えて巡り会う、と好きな人にそっくりの娘しかもいとこは反則ですよ……!特に保おじさんは中盤以降、それこそギャップ萌え担当かと思う位いい仕事してました。アイディアメモのくだりとVS一柳で助けに来られた時はホントどうしようかと。河野さん……!(相変わらずで嬉しいです)
総じて河野純子好き補正(※私的に幻水では1≧4>5>2>>>>3という図式が前提)と猫好き補正のお陰で自分的には評価はあんまり低くないという話です。あといとうゆな補正も多分掛かってる。CMは正直出来良すぎですが、ポイントポイントで楽しめた。フォ郎ぬいぐるみの説明にはモエ死ねるよ!二周目トゥルーエンド(多分)の鼻面おしつけには三回くらい死ねる。ついでにアニメのクォリティには価格の半額位払っていい、とギャラリーオブラビリンスのOPのアレさに初めて小波クォリティを疑った身としては断言出来ますよ……。ギャラリーモードはやっぱり欲しかったかなあ。フラッシュバックを纏めて見たかったんですが、でもそれをやると台無し感も生じるのでこれでいいって言えばいいのかも。人に自信持って薦められるかはともかく、私は好きだな、という作品でした。

コメント