アナザーノートを読む。(読了)
2006年10月21日 ジャムプつれづれ《ここまでの感想》
これがホントのBLか……!! ←だまらっしゃい
ええと。とりあえずL好きの未読の方には本作はかなりお薦めです。ホントにこの話のタイトル、「Lにメロメロ!」でいいと思うよ(真顔)。
んですみません反転出来ないので下にネタバレ感想です。
小説ならでは、というか小説ではおなじみのトリックでしたが、いやもー恥ずかしながらすっかり騙されました。あんだけ濃い人そう簡単に疑わないよ……。LっぽいところがまたLっぽくないと言われたらそれまですが。荒唐無稽とか言われちゃったよコンチクショウ。くそっやられた!!(ガタッ)てな心境です。だがしかし西尾氏は何処までわかってやってるんだろう。強気攻めBでLが受けって。いや別に攻撃の攻めと攻撃を受けるって言うのは至極フツーな表現なので、特段どうという訳ではないのかも知れませんがそれにしても。って同人女の邪推にも程がありますか。いやでもBのLへの拘りっぷりと言ったら(以下エンドレス煩悶)
……ええと。奴の死神の目については「デスノート」らしくはあるけど、トリックそのものではないにしても被害者の選別という点で結構重要な役割を担っているので、「探偵小説」のネタ的には反則ギリギリかもですね。でもこれは逆転裁判で言うところの霊媒と同程度の扱いなので、それに関しては言及しなくても良いんでしょう多分。同様に密室トリックも平凡、であっても一番重要なのはそこじゃないと思えばあれで十分。大事なのは連続殺人を構成しているものが何かではなく、それらによって構成された連続殺人が何を構成しているか、だったと思うので。て考えると改めてBのLへの執着の深さというか思い詰めっぷりはまさに命がけだったのだと思わされ。コピーでありたくないがために自分の死によってホンモノに傷を付ける、ってそれまでの過程はともかくものすごく歪んでいてものすごく一途な思いなのではなかろうか。って発想が腐ですかすいません。でも相手に一生かけても解の出せない問いを遺して死ぬって言うのは、それが目的なんだとしたら相手をそれほどに深く想っていなければ、そして相手の力に対するリスペクトがないのなら発想としてすら出ないだろうし。ただ適性や能力的な面も含めて、BはLのコピーですら無かったというのが実際のところなんだろうな。B自身にしても決定的な違いを自覚していたからこその暴走なんでしょうけども。
だから最後の駅でのシーンはLが一番Lらしかった場面だと思います。いやナオミちゃんへのハグもそれっぽいですが(……笑)、そっちじゃなくて名乗りの方。
Lの語った「正義」の在り方とは、紛れもなくああいう形なんでしょうね。
余談。これは西尾氏の独自の解釈なんだと思うんですが、ワイミーズハウスの位置付けが想像していたのとちょっと違ってびっくりしました。能力のある子供達を集めて育てていた施設からたまたま突出したのがLだと思っていたんですが、アレ、殆どLの(後続を作る)ための施設だったんですね。しかし本編でのワタリのLへの態度や尽くし方を見ていると確かに、「発明家の視点」であったならば合点が行く(ちょっと歪んでいる辺りも含めて)のが凄い。でも推定8歳のLとキルシュ・ワイミーの出会いは是非拝見したいです西尾先生宜しくお願いします(ここで言っても)。
これがホントのBLか……!! ←だまらっしゃい
ええと。とりあえずL好きの未読の方には本作はかなりお薦めです。ホントにこの話のタイトル、「Lにメロメロ!」でいいと思うよ(真顔)。
んですみません反転出来ないので下にネタバレ感想です。
小説ならでは、というか小説ではおなじみのトリックでしたが、いやもー恥ずかしながらすっかり騙されました。あんだけ濃い人そう簡単に疑わないよ……。LっぽいところがまたLっぽくないと言われたらそれまですが。荒唐無稽とか言われちゃったよコンチクショウ。くそっやられた!!(ガタッ)てな心境です。だがしかし西尾氏は何処までわかってやってるんだろう。強気攻めBでLが受けって。いや別に攻撃の攻めと攻撃を受けるって言うのは至極フツーな表現なので、特段どうという訳ではないのかも知れませんがそれにしても。って同人女の邪推にも程がありますか。いやでもBのLへの拘りっぷりと言ったら(以下エンドレス煩悶)
……ええと。奴の死神の目については「デスノート」らしくはあるけど、トリックそのものではないにしても被害者の選別という点で結構重要な役割を担っているので、「探偵小説」のネタ的には反則ギリギリかもですね。でもこれは逆転裁判で言うところの霊媒と同程度の扱いなので、それに関しては言及しなくても良いんでしょう多分。同様に密室トリックも平凡、であっても一番重要なのはそこじゃないと思えばあれで十分。大事なのは連続殺人を構成しているものが何かではなく、それらによって構成された連続殺人が何を構成しているか、だったと思うので。て考えると改めてBのLへの執着の深さというか思い詰めっぷりはまさに命がけだったのだと思わされ。コピーでありたくないがために自分の死によってホンモノに傷を付ける、ってそれまでの過程はともかくものすごく歪んでいてものすごく一途な思いなのではなかろうか。って発想が腐ですかすいません。でも相手に一生かけても解の出せない問いを遺して死ぬって言うのは、それが目的なんだとしたら相手をそれほどに深く想っていなければ、そして相手の力に対するリスペクトがないのなら発想としてすら出ないだろうし。ただ適性や能力的な面も含めて、BはLのコピーですら無かったというのが実際のところなんだろうな。B自身にしても決定的な違いを自覚していたからこその暴走なんでしょうけども。
だから最後の駅でのシーンはLが一番Lらしかった場面だと思います。いやナオミちゃんへのハグもそれっぽいですが(……笑)、そっちじゃなくて名乗りの方。
Lの語った「正義」の在り方とは、紛れもなくああいう形なんでしょうね。
余談。これは西尾氏の独自の解釈なんだと思うんですが、ワイミーズハウスの位置付けが想像していたのとちょっと違ってびっくりしました。能力のある子供達を集めて育てていた施設からたまたま突出したのがLだと思っていたんですが、アレ、殆どLの(後続を作る)ための施設だったんですね。しかし本編でのワタリのLへの態度や尽くし方を見ていると確かに、「発明家の視点」であったならば合点が行く(ちょっと歪んでいる辺りも含めて)のが凄い。でも推定8歳のLとキルシュ・ワイミーの出会いは是非拝見したいです西尾先生宜しくお願いします(ここで言っても)。
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