J雑感。(今週はまた2冊ですよ)
2006年10月2日 ジャムプつれづれ コメント (2)陸の心が震えた瞬間を見ました。
そして大田原さん、ばかじゃなかった(同列かよ)。
ええと。陸はセナのためのキャラだと思ってたんですが、実際には進のためのキャラだったということの判明した今回、改めて進さん普通の高校生じゃねえとか感じたのが陸にロデオドライブのコツを聞いた時に、もう見事なまでに何の引け目も躊躇いもなかったことに対してでした。
運動部の高校生男子で、下級生に技術に関してのアドバイスを請う、って簡単に出来ることなんでしょうか。僭越ながら己の高校時代(卓球部だったんで先週からの新連載はちょっと期待なんですが、って今の話には関係ない)を振り返ってみても、変なプライドとかが邪魔してなかなか言えないような気がする。無論背負った重さに関しては彼らのそれと比ぶるべくもないので、己の経験からではあんま参考にならないかもなんですが、でもそういうのはつまり陸の言ってた格上格下とか敵味方とか、それと近い感情だと思うのです。まあ陸の場合は自分より上(と思ってる)の相手に「教える」という行為が、却って自分が下であることを意識させられるので嫌だったんじゃないかとも思いますが。
が、進さんにはそういう感情が欠片もない。そもそもそういう感情が生じるソース自体がないんじゃなかろうか。競争の世界で自分の力を世界にぶつけて相対評価的に計ったならば、どうしたって世界(他者)を意識せざるを得なくなるのがどっちかってえと普通の感覚だと思うんですけども、進さんそうじゃないんだよね……。でなくば自分を追いかけてた時のラバくんにも振り向いてるだろうし(立ち止まりはした辺りがやっぱりラバ君は進さんにとってはやっぱり友達なんだと思うんですが←この辺が進さんは天才であっても超人ではない点だと思う)、も、本当見事なまでに自分のために相手の立場とか気持ちとか全く度外視で、自分のことしか考えてない。プライドは無いのかっていえば、陸の言う意味でのプライドは存在しないんでしょう。アイシールド21と対峙した時にだけ「それ」は生まれて、極端な話、闘いの中でなく日常の中のアイシールド21には、進さんには彼を追いかける理由はないのかも知れない(追いかけられたら振り向く理由はあるかも知れないけど)。損得を飛び越え超が付くほど徹底した利己主義こそ、彼が天才である所以であり且つ彼の欠落なんでしょうね。進さんを人間らしくないとは全く思わないけれど、年齢不相応に折れ難い心を持っているという点ではやっぱ普通じゃないとは思う。そしてその心を唯一折ることが出来るかも知れないものがアイシールドに対しての恐怖なんてモエ要素以外の何者でも無い訳ですが(台無し感MAX)。
でもここまで書いておいて何ですが、今回死ぬほど格好良いと思ったのは進ですが寧ろ惚れたのは陸の方でした。自分の好みが無様になってこそ格好良い人、というのは自覚ありましたが何かすっごい表情の一つ一つに惹かれた。恋?(黙れ)
でもアレですよね、構図としてはまるでちょっと気になってた人に呼び出された先で自分の親友に好きな人がいるかと聞かれたような心境っていうか(最悪感もMAX)
……まあそれは冗談としても、陸にとって走りはセナと同じで唯一の武器だったはずなのに、で進さんならほっといてもその境地に辿り着くのは判ってたのに、敢えてその秘密を自分から明かしたというのは彼が敗北を認めたということであり且つ彼の矜持であり、そして或る意味では唯一繋がった希望なのでしょう。
てことは、西部は、ダイナソーズに負けるかも知れないなあ……。セナもそうですがモン太のためにも生き残って欲しいところなんですけどねー……。
そして大田原さん、ばかじゃなかった(同列かよ)。
ええと。陸はセナのためのキャラだと思ってたんですが、実際には進のためのキャラだったということの判明した今回、改めて進さん普通の高校生じゃねえとか感じたのが陸にロデオドライブのコツを聞いた時に、もう見事なまでに何の引け目も躊躇いもなかったことに対してでした。
運動部の高校生男子で、下級生に技術に関してのアドバイスを請う、って簡単に出来ることなんでしょうか。僭越ながら己の高校時代(卓球部だったんで先週からの新連載はちょっと期待なんですが、って今の話には関係ない)を振り返ってみても、変なプライドとかが邪魔してなかなか言えないような気がする。無論背負った重さに関しては彼らのそれと比ぶるべくもないので、己の経験からではあんま参考にならないかもなんですが、でもそういうのはつまり陸の言ってた格上格下とか敵味方とか、それと近い感情だと思うのです。まあ陸の場合は自分より上(と思ってる)の相手に「教える」という行為が、却って自分が下であることを意識させられるので嫌だったんじゃないかとも思いますが。
が、進さんにはそういう感情が欠片もない。そもそもそういう感情が生じるソース自体がないんじゃなかろうか。競争の世界で自分の力を世界にぶつけて相対評価的に計ったならば、どうしたって世界(他者)を意識せざるを得なくなるのがどっちかってえと普通の感覚だと思うんですけども、進さんそうじゃないんだよね……。でなくば自分を追いかけてた時のラバくんにも振り向いてるだろうし(立ち止まりはした辺りがやっぱりラバ君は進さんにとってはやっぱり友達なんだと思うんですが←この辺が進さんは天才であっても超人ではない点だと思う)、も、本当見事なまでに自分のために相手の立場とか気持ちとか全く度外視で、自分のことしか考えてない。プライドは無いのかっていえば、陸の言う意味でのプライドは存在しないんでしょう。アイシールド21と対峙した時にだけ「それ」は生まれて、極端な話、闘いの中でなく日常の中のアイシールド21には、進さんには彼を追いかける理由はないのかも知れない(追いかけられたら振り向く理由はあるかも知れないけど)。損得を飛び越え超が付くほど徹底した利己主義こそ、彼が天才である所以であり且つ彼の欠落なんでしょうね。進さんを人間らしくないとは全く思わないけれど、年齢不相応に折れ難い心を持っているという点ではやっぱ普通じゃないとは思う。そしてその心を唯一折ることが出来るかも知れないものがアイシールドに対しての恐怖なんてモエ要素以外の何者でも無い訳ですが(台無し感MAX)。
でもここまで書いておいて何ですが、今回死ぬほど格好良いと思ったのは進ですが寧ろ惚れたのは陸の方でした。自分の好みが無様になってこそ格好良い人、というのは自覚ありましたが何かすっごい表情の一つ一つに惹かれた。恋?(黙れ)
でもアレですよね、構図としてはまるでちょっと気になってた人に呼び出された先で自分の親友に好きな人がいるかと聞かれたような心境っていうか(最悪感もMAX)
……まあそれは冗談としても、陸にとって走りはセナと同じで唯一の武器だったはずなのに、で進さんならほっといてもその境地に辿り着くのは判ってたのに、敢えてその秘密を自分から明かしたというのは彼が敗北を認めたということであり且つ彼の矜持であり、そして或る意味では唯一繋がった希望なのでしょう。
てことは、西部は、ダイナソーズに負けるかも知れないなあ……。セナもそうですがモン太のためにも生き残って欲しいところなんですけどねー……。
コメント
なんか最近のアイシーは、いろいろといいね・・・!
今週の陸良かったすよねー!ってもう次の発売日明日ですよすません!(汗)
アイシはメインの試合も試合後のインターバルも丁寧に描いてくれるので良いですよねー。そして今回の単行本も描き下ろしっぷりが凄かった……。